2022年6月より、本邦初となる遅発性ジスキネジアに対する薬剤「ジスバル」が処方可能となりました。
遅発性ジスキネジアとは、
「繰り返し唇をすぼめる」
「舌を左右に動かす」
「口をもぐもぐさせる」
「口を突き出す」
「歯を食いしばる」
「目を閉じるとなかなか開かずしわを寄せている」
「勝手に手が動いてしまう」
「足が動いてしまって歩きにくい」
「手に力が入って抜けない」
「足が突っ張って歩きにくい」
等といった異常な運動(不随意運動)のことを指します。
原因は明らかではありませんがドーパミンが関与しているといわれ、精神科に通院している患者様に多く見受けられます。
これまでは特別な治療薬がなく、対症療法を行うほかありませんでしたが、新薬の誕生により、症状の軽減・改善が期待できるようになりました。上記等の症状でお困りの方はぜひご相談ください。
新薬でお値段が少々高めの薬剤になりますので、自立支援医療の利用をお勧め致します。
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Column
2022/07/10
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